ヌワラエリヤNuwaraeliyaは スリランカ中南部の山岳地に位置し、主な産地と比べると比較的面積の少ない小さなエリアに約12〜13の農園が点在しています。標高は1600〜1800mと高く、ハイグロウンのなかでも、一番標高の高い産地です。そのため、日中は日差しが強く20〜25℃程度まで気温が上がりますが、朝夕は5〜14℃程度まで下がる、1日のなかで温度差が大きいのが特徴です。また、頻繁に霧が発生するものの、山頂部から吹き下ろす風が霧を晴らし、茶の生育に最適な環境を作り出しています。このような環境で育まれた茶葉は、タンニンを多く含み、それに伴い渋みの強い紅茶に仕上がります。一方で、ハイグロウンならではの花のよう(フラワリー)な香りを持ち、水色も透明感のあるオレンジやゴールド。製茶工場内も、高標高で気温が上がりにくいために茶葉の酸化発酵が遅く、茶葉の緑色を残すグリニッシュな見た目、フレッシュな風味をもつ紅茶に仕上がります。 茶葉は一年中収穫されますが、最も美味しいとされるクオリティシーズンは1〜2月。BOPの生産が多いなか、OPはとても香り高い紅茶に仕上げられます。

ヌワラエリヤ地区

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